投資アドバイザーを続けていた中で、世の中の大きな変化を感じると
ジョニーは、3年後、5年後の世界を予想して投資判断につなげていきます
そこから逆算して「今」どのような投資行動をするのかという判断をします
将来を予想して、それが現実に起こることを繰り返す経験をすることで
世の中の変化を想定する力は間違いなく高くなってきました
一方で、想定通りにならないケースもありました
「ハズレる」こと
ひとつの例を挙げると
2007年から中国の経済成長が加速していきましたが
ジョニーは、中国が成長していくと、共産主義の思想を持ちながら
欧米に近い、資本主義の方向に変化していくと考えていました
例えて言うなら、戦後の日本のような形になると考えていましたが
現実は、中国は経済力をつけたあとは、経済力を持った
より強力な共産主義国家になろうとしています
これは、想定外の出来事でした
「現実になる」こと
今となると珍しくもなんともないことですが
米国でシェールガスが採掘できるようになったことを知った時は
世界の投資マネーが大きく動くことを感じました
シェールガスが採掘できる前までは、中東や、南米、豪州などの資源保有国の
通貨が強く、長期的に資源が枯渇すると言われていました
米国でシェールガスが採掘できるようになると米国は
石油を輸入に頼る必要もなくなるし、シェールガスを使うために
米国の多くの製造業が、米国に回帰していきました
つまり、資源を保有している国の力が弱くなることが見えていたこと
米国が資源の力を使って、強くなることが見えていました
しかし、当時はシェールガスで、投資マネーの動きが変わることを
多くの投資家に伝えたのですが、受け入れてもらえないことが多かったです
ブラジルやオーストラリアの通貨は、高金利でもあったので
高金利のメリットを捨てて、他の投資資産に切り替えるメリットを
多くの投資家は、感じることができなかったからです
今となれば、米国が産油国になり、その力を使って
経済的にさらに強くなっていることは、誰でも知っていることです
何度も、このような経験をしてきましたが
大きな変化が起こる初期段階は、だいたい他の投資家に
バカにされることも多いです
でも、大きな変化は、分析すれば見えるケースの方が多いのです
予想したことが、数年かけて現実になることを何度も体験してきました
マーケットの大きなトレンドを感じる力は、経験がモノを言う世界なのかもしれませんね