投資信託は素人がやるもので、運用会社の手数料のために存在すると信じている人は
自分で個別銘柄を調べて、投資判断をする投資家です
それでも、20年投資アドバイザーをやっていて、いやというほど体感していること
それは
個別銘柄に投資をして、それを継続していくのは「疲れる」ということです
例えばコロナショックの時に、大幅に上昇した「zoom」ですが
最近の決算もそんなに悪くなく、ユーザーも世界にたくさんいて
しかも黒字の状況ですが
コロナ時の高値から比べると8割も下がっています
つまり、会社が潰れそうなわけでもなく、利益は出ているのに、株価は暴落しているということです
不思議なことに、コロナ時にハイテク株が大きく上昇している時に
ITリテラシーの高い、特に若い投資家は、
ズームなどを筆頭とする、当時人気のハイテク株に投資をして、かなり利益が出ていましたが
同時に、ネットで同じような情報を集めているので、同じような投資をしている投資家がたくさんいました
そして、そのまま暴落してしまったまま、株を抱えている投資家もたくさんいます
たった2、3年で、マーケットの中心となる銘柄が入れ替わる中
株価が上昇している時は、投資している銘柄を追いかけるのは楽しいですが
それが大きく下がったりすると、追いかけていくのがとても疲れてしまいます
そして、このような状況に陥っている投資家は多いのではないでしょうか?
これを回避する一つの手段が
これから拡大するマーケットを予想して、投資信託で投資をするということです
そうしておけば、ダメになった銘柄などは、投資信託の中で銘柄を入れ替えてくれますし
そもそも、投資を継続する上での精神的な辛さが大幅に減ってきます
有名な話ですが
アメリカの大学(ハーバード大学、イエール大学など)は5兆円とか6兆円といった
巨大な資金を運用しています
しかも、投資の世界のスタープレイヤーの、プロの人材を集めて投資をしています
その結果、高いリターンをたたき出していますが
投資の中には、投資信託も組み込まれています
それ以外は、未上場先への投資などもありますが
プロ中のプロでも、投資信託を使って投資をしているということです
誰でもできる分散投資、投資信託をバカにする投資家も多いですが
投資に関しは謙虚な姿勢で、誰でもできる投資に
素晴らしい投資手法や投資先があるということです