約20年投資コンサルティングの最前線にいて、一番の学びは何か?
それは「失敗」はしたくなかったけれど、数えきれないほどの「失敗」をしてきたことです
リーマンショックの時は、米ドルが40円も円高になる経験をしたり
株式が想像をしないレベルで下落する体験をしたり
日経平均がストップ安で、株の取引ができないという体験をしたり
東日本震災のときは、日本に放射能が降り注ぐのではないかとのニュースで、日本株が暴落をする経験をしたり。
数えきれないほどの「想定外」に直面してきました
予想もしなかった「想定外」を経験したことが、おそらく本物の経験なのだと思います
それでも、投資を継続することができるかどうか
どれだけ「想定外」と直面して乗り越えることができたか?ということが
投資家として、経験値のアップにつながっていきます
そうすることによって、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むという感覚が出てきます
市場が加熱をしていても、下落することを想定しながら動いていくこと
下落している市場であれば「明けない夜はない」と信じて、少しずつでもリスクをとりにくこと
株価が高くなるときは慎重に、安くなる時には強気にというのは
言葉で言うのは簡単ですが、実際には非常に難しいことです
怖がり過ぎると、リターンもなくなります
強気になり過ぎると、市場が反転すると大変な目にあいます
マーケットの怖さを体験することで、いつもマーケットに対しては
「何が起こるかわからなない」という謙虚な姿勢が身についてきます