今日、500億円運用しているファンドマネージャーと話をしました
米国のファンドマネージャーです
ジョニーは運用コンサルタントなので、こういうファンドマネージャーと話をしている本当に勉強になります
2億円とか3億円を運用するのと、500億円を運用するのでは
投資判断の方法が大きく変わってきます
特にファンドの場合、最初に運用方針を決めたらファンドがクローズされない限り
運用方針は変わりません
同時にマーケット環境により、追い風の時期と逆風の時期があるのですが
どのような環境下であっても、運用資産を増やしながら、運用額もたくさん受け入れようとするので
個人投資家とは、違う観点で運用をしていかないといけないわけです
また、このファンドマネージャー自身が「自分のファンドに自己資金を入れて運用をしてるよ」と言っていました
どのようなマーケット環境であっても、不変の投資方針を維持継続するというのは
とても難しいことです
話を聞いているうちに、投資内容にも感服させられることがたくさんありましたが
一番感じたことが投資に対する「哲学」を持っているということです
運用資産を増やして、ファンドマネージャーの利益を増やすことが目的ではなく
長い間、投資を継続したことで、自分なりの投資手法確立されてきていて
それを、いいマーケット、悪いマーケットという、外部環境に関わらず
信念を持って投資を継続していくこと
哲学を持って、投資を継続しているということです
仏教の本で、哲学とは山あり谷ありの、人生の中で
一つの方向に向かっていく時に、倒れそうになっても倒れたないための「杖」(つえ)のようなもの
と書いてありましたが
まさにその通りだと思います
投資の世界では、確実な戦略や商品というのものはありません
だから、今は正しい戦略で投資をしても
それが利益を出すという面では間違った戦略になることもたくさんあります
そして、正しい戦略を継続しても利益が出ない場合があるということです
それでも、投資哲学を持って、正しいと思う戦略を実行していくことが
プロフェッショナルだと、改めて感服した日でした