ネットで多くの投資家が情報をとれるようになりましたよね
15年前と比べると、投資家のレベルがすごく上がったなと感じます
でもですね、情報収集能力は高くても
その情報自体が間違っていたら、そもそもの投資判断が間違えるということです
2018年ころから米国株が急騰して、多くのITスキル高めの投資家が
株で利益を出し始めました
そして繰り返されるのが、大きな上昇相場が来るたびに
「もう投資アドバイザーはいらない。ネットで情報収集して自分で判断する時代だ」という風に、個人投資家が、かなり自信を持ち出すのです
これはリーマンショック前にも同じことが起きていました
ところが、米国の金利上昇により、成長性の高い銘柄の株価が大きく下がってきた時に起きたことが
ビジネスで成功した僕の友人が、何人も、株式投資の相談に来たのです
初めて、株式が大きく下がることを経験して、対応ができていなかったのです
僕がびっくりしたことが、その友人たちは、全員横の繋がりはないのに
同じ銘柄を持って、大きく損をしていたのです
スクエア、ペイパル、ズームといった人気の出た銘柄ですね
そして、彼らは同じ悩みを抱えていたのです
この現象は、ネットの情報→つまり現在、閲覧数の多い情報が目に入る情報が検索上位の中心となることで
全員が同じような情報で、同じような投資をして、同じように投資で失敗するということです
僕自身も、ハイテク銘柄への投資をクライアントに進めていましたが
リーマンショックの経験もあり、常に、警戒をしていました
そのため、下落時の影響を限定的にすることができたので、致命的なマイナスにはなりませんでした
知識は十分にあったのですが、下落した体験がないので、他のコラムでも紹介させていただいた
知識✖️体験→智慧 つまり、この両方がないと、投資の世界では生き抜いていくのは簡単ではないということ
そして、ITスキル高めの投資家の投資末路
つまり、自信を持ち過ぎた投資家が増えてきた市場は注意するべきことは
何回も繰り返されているということです